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【ダイエット】結婚したいから、痩せる@エピソード0

どうも、中村オニギリです。

 

前回から、ダイエットブログを書き始めました。

 

今回も経過とともに、みなさんに何かしら、有益な情報をお届けできればと思います。

 

ちなみに、ダイエット開始時の私の体系は【171cm・101.5kg】です。

 

そして、私が行っているダイエットは「カロリー制限ダイエット」です。

 

「1日の摂取カロリーを1500カロリー以下に抑える」シンプルな奴です。

 

ダイエット宣言をしたら、周りから多くのご意見をいただきました。

 

「〇〇おすすめだよ」

「〇〇気を付けた方がいいよ」

「糖質取らなすぎはリバウンドしやすいよ」

 

大なり小なり、みんな結構ダイエットしてるんだなーと感じました。

 

自慢ですが、今まで私は、ダイエットというものをしたことがありません。

 

しいて言うなら

 

「今日は大盛やめよ」とか「健康のために野菜を少しとっておくか」ぐらいです。

※計算はしてないですが、その頃の1日の平均摂取カロリーは2500~3000カロリーだと思います、焼け石に水

 

 

私は、なにより食べることが好きでした。

 

ラーメンを食べ歩いたり、各ジャンルの人気のお店をネットで調べていってみたり。

気づいたら、周りから「グルメだね」「いろいろ、知っているね」と言われたりするようになりました。

 

「食」は、私のにとって生きるうえで非常に重要なものでした。

 

「食」を意識し始めたのは、忘れもしない小学校一年生です。

 

それまでの私は、いたって普通の田舎の内気な少年でした。

 

勉強も運動も得意ではなく、クラスの人気者でもない、いわゆるモブ的な存在でした。

 

そして、勉強のできる子、走るのが早い子、面白い子を横目にみつつ、羨んでました。

 

そんな、私に転機が訪れました。

 

それは「給食です」

 

幼稚園までは、お弁当をもって通園してましたが、小学校に上がってオニギリ少年は「給食」と遭遇するのです。

 

当時は、今ほど食に興味はなく、体系もいたって標準でした。

 

お弁当とは違って、暖かいご飯やおかずが食べられる事が新鮮だった覚えがあります。

 

そして、その時が訪れました。

 

私は、いつものように友達と談笑しながら食事をしていると、クラスメイトの大柄な男の子が、自分の給食を食べ終えていそいそと、配膳台に向かいました。

 

私は、それを横目で見ながら「あー、お替りに行くんだな」と思いました。

 

案の定、クラスメイトは、食缶に入っている、ビーフシチューをお替りしました。

 

すると、それを見た先生が・・・

 

「〇〇君エライね~、残さず食べてお替りまでして!みんな~〇〇君みたいにたくさんお替りしましょうね~!」

 

今の小学校では、そんな事言ってるかは分かりませんが、25年ほど前の小学校では、そんな感じのノリでした。

 

その瞬間、オニギリ少年のカラダに電気のようなものが走りました。

 

「めし、早く喰うと褒めてもらえるの?(ΦωΦ)

 

前述でも、お伝えしたように、運動も勉強も苦手でカリスマ性もないモブの私は

 

褒められる事が、多くありませんでした。

 

いつも、渇きを覚えるくらい、褒められることを欲していました。

 

勉強も運動も結果が出るまでには時間がかかります。

 

そういった中で、自分でもすぐにできて、褒められる「早食い」というツールが自分の中でセットされました。

 

その日から私は、給食の時間がとても待ち遠しくなりました。

 

給食の時間になると友達と話すのをやめ、一心不乱に給食に食らいついていきました。

 

何分今まで経験してない事だったので、すぐに結果は出ませんでした。

 

しかしながら、しばらくやっているとコツを覚えてきました。

 

スピードを上げるために、咀嚼を減らし、それでも遅いと思ったら、牛乳やお茶で流し込んだり。

 

徐々に早食いにもなれ、スピードも上がっていきました。

 

その頃クラスでも「給食を早く食べると褒めてもらえる」という事が、何となくクラスのみんなに伝わり、私と同じような浪人が数人、早食いに参加していました。

 

私も日々の鍛錬で、クラスで3番目に入るくらいまでにレベルアップしていました。

 

しかし、1位は未だに取ったことがありません。

 

早くなったことは自分でもわかってますし、

 

先生から「オニギリ君、食べるの早くなったね」

 

と言われることも増えました。ただ、それは自分の中で何にもならない評価でした。

 

その時の、私はアスリート張りのプライドで

 

「1位で食べ終えて、配膳台に向かい、お替りして褒められないと何の意味もない」

 

とおかしなトガリ方をしていました。

 

「2位じゃダメなんですか」

「王冠は2ついらんのだよ」

 

・誰よりも早く、ゴールテープを切って浴びる称賛が至高でそれ以外は無意味                                by小1モブ

 

おそらく人生で一番トガっていたのはあの頃のだったと思います。

 

そういった心境で、虎視眈々と一位の座を狙っていましたが、ついにその日が訪れます。

 

献立ははっきり覚えてはいませんが、ハンバーグがメインだったと思います。

 

クラスのドアが開いて、給食センターより、少数精鋭の給食係が無事到着。

 

横一列で並び、1班から順に給食を取りに行く。

 

あちこちで話されている会話に耳を傾けると・・・

 

「〇〇君が休みだから、ハンバーグが余分にあるな(男子)」

「あいつが、絶対1番でハンバーグ行くから、俺はゼリーを狙っていく(男子)」

「ワタシ、ハンバーグ好きじゃないから○○君あげるよ(女子)」

 

今日の試合の展開をそれぞれが予想し、情報交換をしている。

みんな真剣だ・・・

 

そしてその騒がしい様子に、先生が

 

「みんなー静かにー、いただきますしますよー、今日の日直の人お願いします」

 

静まり返る、1年1組。

 

日直(男女)「手を合わせてください!・・・おいしい給食を・・・いただきます!」

 

いただきます!

 

火蓋を切った。

 

序盤からの箸の運びもスムーズで、ロスもなく着々とおかずが減っていく。

 

味に飽きが来ないように、一品集中ではなく、「三角食べ」の技法でリズミカルに展開していく。

 

横目で、ほかのライバルたちの状況を見る。

 

「悪くない、十分に一位は狙える」

 

再び、自分のフィールドに戻り「三角食べ」に戻る。

 

そして、徐々にお皿のおかずもなくなっていく・・・

 

すると周りの男子が「オニギリとA君がいい勝負だぞ!!」

 

という実況入れました。

 

 

A君は、成績優秀、学級委員とかもやったりする優等生でなおかつ、給食を食べ終わるのもいつも一番。

 

当時の僕からしたらA君は「二物持ってる系」エリート小学生でした。

 

しかし、こちらも「スクールカースト」の中でどうにか爪痕を残したい。

 

かっこいい子、かわいい子、勉強できる子、足の速い子、クラスのお調子者、/早食い君←この末席に俺の名を入れてくれ!

 

的な心境でいました。

 

初めてした努力、どうにかして欲しい評価、今思えば「そんなこと」ですが、当時の僕としては大事なことでした。

 

そしていよいよ。

 

ペースを落とさず若干涙目になりながら、ラストスパート・・・

 

 

 

 

 

完食。

 

 

お椀を右手にもって、颯爽と配膳台へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お替りください!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先生「オニギリ君、A君より食べるのはやくなったね!」

 

 

 

 

 

A君に目をやると両手を開いて「負けたよベイビー」みたいなリアクションをしていました。(マジで)

 

 

 

達成感が体中を駆け巡りますが、まだ、足りません。

 

 

(先生、それじゃなくて、あれを言ってくれ・・・)

 

 

 

少し不服そうな僕をみて察した先生がいいます。

 

 

 

 

「みんなー、オニギリ君がたくさん食べてお替りしたよ!オニギリ君を見習ってみんなもたくさんお替りしましょうねー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は、「食べるのはやいね」「A君に勝つなんてすごい」「どうやってやってるの?」と僕の周りに数人が話を聞きにしました。

ここから、僕の華やかなスクールライフが始まると思いましたが、フィーバーは翌日には収束していて、僕の机の周りはいつもどおりでした。

 

そして、給食の時間になり、僕はいつものように早食いで給食を食べるのでした。

 

 

 

 

これが、僕の太り始めたきっかけです。少し長くなりましたが、ちょっとストーリー形式でかいてみました。

 

また、気が向いたら、書いてみます。

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。